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双子の成長~3か月~12か月まで

高齢出産のメリットは、親の精神力だと思っていました。

イライラする元気も無くなった、というのがピッタリな表現ですが、ゆとりをもって子育てをすることができることが

私にとっては良かったことだと思っています。

ゆとりを持った子育てができるのであれば、子供にとって「いい」と言われていることはできるだけのことをしてあげたいと思い、

出産後から徐々に体力を回復させつつ取り組んでいきました。

双子の育児や成長に悩みや不安のある方の参考にしていただけたら幸いです。

 

親ができることとは?

初めての出産でしたが、周囲の友人や親せきはすでに中学生や高校生の子供もいたりして、子育ての役立つ情報はかなり集まりやすかったです。

なるべく現代の子育ての新常識を参考にしていきました。

  • できるだけ抱っこする
  • 話しかける
  • 絵本を読む
  • 赤ちゃん言葉を使わない
  • 子供が興味を持っていそうならとことん付き合う
  • 赤ちゃんの時から添い寝や寝かしつけをしない

などです。

親が楽をすることはすべてしないようにしていました。

  • テレビをつけない
  • スマホを触らない
  • 泣いてもスケジュールを守る
  • 赤ちゃんとのお約束は必ず守る
  • 赤ちゃんの人権、個性を常に意識する

難しいこともありましたが、今もほとんど継続しています。

では、それぞれを詳しくご説明します。

できるだけ抱っこする

これは双子の場合、かなり大変でした。

首が座るまでは抱きかかえることはできないので、双子を並べて寝かせ、間に親が入って座り抱きかかえるようにしていました。

最初は床の上のマットレスを使っていましたが、帝王切開の傷が痛んだり腰を痛めたりしたので、

ベビーベッドを二台並べて間に椅子をセットして座っていました。

椅子にするとかなり動きが楽になって、哺乳瓶でミルクの時間もおむつを替えるときも、すごくスムーズになりました。

最初からベビーベッドと椅子を使えばよかったです。

できるだけ子供たちに触れている時間を長くできるように、子供たちの脇下から頭の方へ手を入れて、抱っこはできないけど

できる限り二人同時に触れている時間を長くとりました。

首が座ってからはダブル抱っこをしてお話をしていました。

 

話しかける 絵本を読む 赤ちゃん言葉を使わない

私の双子子育ての中で、一番悩んで一番頑張ったことです。

双子が退院してから毎日、ずっと話しかけていました。

「おはよう!今日はいい天気そうだね、カーテンを開けるよ、少しまぶしいかもしれないね、

まぶしいかな?太陽がきれいだね、気温はどうかな?今日の天気予報は〇〇らしいから、気温は高くなるかな?

おむつを替えてきれいにしてお着換えをしましょうね、今日は何色を着たいかな?」

など、ずっと双子に向かってしゃべり続けていました。

お着換えの時は服の色を説明して、選んでもらっているような会話をしたり、手触りを楽しんでもらったり、それも全部説明をしながらです。

きっと、この時の私を誰かが見ていたら「育児ノイローゼ」とか心配されたかもしれませんね。

私の友達は「会話ができないからストレスがたまる!」と言っている人がいましたが、私はしゃべりすぎて声がかすれていました。

『くっく』『わんわん』などの赤ちゃん言葉といわれる言葉は全く使いませんでした。

絵本は毎日いろいろな本を読みました。

お気に入りの本は何度も何度も読みました。

それぞれが絵本をまっすぐ見られるように角度を調整したりもして、絵本を読む毎日でした。

今でも双子は本が大好きです。

 

子供が興味を持っていそうならとことん付き合う

まだしゃべることができないので、興味を持っていそうかどうかは目線や喃語で判断していました。

双子はそれぞれ興味がある分野が違うので、いろいろな本を見せながら表情を見たりしました。

姉は花や建築物、妹は恐竜や宇宙や星座など、本当に興味関心が別々だったのでいろんなジャンルの図鑑や本がどんどん増えていきました。

指さしができるようになったらさらに楽しくなりました♪

親の私たちも知らないことが多く、勉強になったり。

図鑑は写真などがあってきれいなので、何度も何度も同じページを開いては見入っていました。

自分に興味がなくても隣でもう一人が見ている本が気になるようで、今でもお互いに良い刺激を与えあっています。

興味の幅が広くなることは双子で良かったと思うところです。

親も勉強させてもらっています!

 

赤ちゃんの時から添い寝や寝かしつけをしない

これは本当に大変でした。

どんなに泣かれても、とにかくスケジュールを決めて寝てもらう。

周りにいる人たちは大反対をしました。

いくら何でも赤ちゃんを一人で寝かせるなんて!と言って。

確かに、添い寝しないと心配でした。

子供部屋にベビーモニターを付けて、ずっとモニターを見てしました。

時間になったらお世話をしに行って、それ以外は一人で寝てもらう。

イメージはアメリカの子育てです。

 

カリスマナニーの快眠講座

双子とわかってから一般的なマタニティライフを送ることもできず、管理入院におびえ、覚悟を決めて双子を育てていくとなると・・・

妊娠中に一人ならできても双子になったらむつかしいと思われることをリストアップしてみました。

その中に「寝かしつけ」がありました。

双子同時にぐずられたら対応できないと思っていたのですが、切迫早産で自宅療養しているときに見ていた海外ドラマで、

赤ちゃんは子供部屋のベッドで必ず一人で寝ていますよね?

あれって、日本ではありえないというか、やっている人を見たことも聞いたこともありませんでした。

でも、ネットで調べるとこんなにいい本があるなんて!

赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版 ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える [ ジーナ・フォード ]

著者情報(「BOOK」データベースより)
フォード,ジーナ(Ford,Gina)
1960年、イギリス生まれ。世界各地の三百を超える家庭でカリスマ・ナニー(乳母)として12年間働いたあと、1999年に『赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』を出版。その実践に徹したメソッドは口コミで徐々に広がり、2017年発売の新版を含めて100万部のベストセラー育児書となる。夜泣きのひどかった赤ちゃんを、あっという間に夜通し眠る子に変身させる魔法のメソッドとして知られ、多くの悩める母親のバイブルとなっている。著書はアメリカでも出版され、スペイン語、オランダ語、中国語など世界各国で翻訳されている。現在は本の執筆のかたわら育児コンサルタントとして活躍

 

双子のネントレ

カリスマナニーの快眠講座の実践は、それはそれは大変でした!

ミルク、沐浴、お着換え、遊びなど月齢(双子は早産のため修正月齢を重視)に合わせてスケジュール管理をしました。

起きる時間、ミルク、日光浴や遊び、絵本の時間、お昼寝、沐浴、など修正月齢に合わせて無理をしないように頑張りました。

最初はおなかがすいていなくてミルクを飲み渋ったりして、次のミルクの時間まで何とかごまかしながら過ごしたり、

ミルクの量も双子それぞれ違うので、常にメモを取りながら。

寝る時間になってもハイテンションの時もあったり、夜なのに泣き続けて全く寝ないとか。

起きていてほしいのに目を離した一瞬で寝落ちしていることもあり、起こすのが大変だったり。

爆笑したりぐったりしたり、親が振り回されていましたが、気が付けば

時間がきたら起きる、寝る、ミルクをしっかり飲む、などができていました。

双子が同時に夜に長く寝るようになると、本当にやっていて良かったと実感する毎日がやってきました。

親がゆっくりご飯を食べられたり、ゆっくり寝られたり、本当に頑張って良かったです!

成長してからも子供たちは子供部屋でそれぞれのベッドで寝ています。

おしゃべりが大好きなので夏休みは毎日夜更かししておしゃべりしていてなかなか寝ない時もありましたが、

基本的に子供たちだけで寝てもらっています。

 

親が楽をする とは?

子育ては私が生まれたころよりもずいぶんと楽になったそうです。

使い捨てのおむつがあったり粉ミルクがあったり。

それだけでも双子の育児ではありがたい時代だと思っています!

親が楽をしてもいい子育てと楽をしてはいけない子育てがあるのでは?と考えたのは、子供たちが生まれてからです。

スマホやテレビを使わない

赤ちゃんが寝ているときや添い寝をするとき、母乳を挙げているときなどスマホで検索やメモを取っているお母さんがいるそうです。

子供が一人だとできることだと思って羨ましいと思っていました。

外出先で子供がぐずっているとき、騒ぐときにスマホで動画を見せたり、ゲームをさせたりしていたり。

我が家ではできませんでした。

産後に目を使うとよくないと聞いて、私がスマホもテレビも使わないようにしていたことが原因です。

もともとスマホの存在が面倒な性格なのですが、ラインの通知音もパートナーの帰宅時間のお知らせくらいなので、

通知音から〇〇分後に帰宅だな、と未読のまま過ごす毎日でした。

テレビも付けない、スマホも使わない生活をしていると困るのは天気予報とニュースです。

これらはトピックスで出勤前にパートナーに教えてもらえるので、そんなに不便に感じることはなかったです。

あ、写真を撮るときはスマホを使いました♪

泣いてもスケジュールを守る 赤ちゃんとのお約束を守る

「お母さんの気分や気まぐれで子育てをしていたら、子供は困ってしまいます。」と、担当の保健士さんに言われました。

特に双子なので、こっちの子はいいのにこっちはダメ、となると子供が混乱してしまうと。

姉弟で育てられた私にはすごく響く言葉でした。

双子だからこそ、特に気を付けなければならないと思いました。

そのためには、お約束、ルール、スケジュールは絶対に守ること。

親でも必ず守ることを徹底しています。

スーパーにお買い物に行くときは

「今日は〇〇を買うからね、ほかのものは買わないよ。」と声をかけてスーパーに入ります。

スパーでは、お菓子コーナーやおもちゃコーナーには行きません。

もし、スーパーに入ってすぐのところにあっても、子供たちは見るだけです。

欲しいとは思っているけど欲しがりません。

「今日はお菓子を買ってもいいよ、一人〇個でチョコレート以外ね。」とお約束をすれば、

たとえケーキを持ってきても買います(笑)

公園に行くと言っていたのに雨が降った場合、この時は公園に行きます。

雨が降っていても滑り台で遊びたいというので遊ばせたこともあります。

おむつは水たまりでタプタプになっていましたが、子供たちは満足したようです。

それ以降、雨が降っているときは外で遊びたいと言うことはなくなりました。

ダメだというよりも実際にやらせてみるのが一番でした。

なぜダメなのか、どうしてパパとママがダメだと言うのかは1歳未満だと分からないことばかりです。

だから、一つ一つを丁寧に説明すること、約束は守ること、どうして約束を守れなくなったのか。

子供だから、赤ちゃんだからと面倒だと思わずに、常に理由を説明するように今も心掛けています。

赤ちゃんの人権、個性を常に意識する

双子なので赤ちゃんの人権については、かなり意識しました。

「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんだから」という子供にとっては理不尽な言葉を使わず、

双子だから成長を比べることもしないように気を付けました。

寝返りがどっちが早かったとか、こっちはまだ立たないのかとか、

双子で早産だったからおしゃべりがまだできなのかとか、いろいろ言われたりしました。

周囲はそんなことが気になるようだったので、親の私たちは

『この子、個人の個性と成長』ということを常に意識しました。

成長するとそれぞれのできることできないことが出てきます。

いずれは二人ともできるようになることは焦らず、気長に♪

成長を楽しんで。

「まだ〇〇できないの?」と周囲の人に言われたら、必ず

「二十歳になってもできなかったら困るけど、今はできなくても大丈夫♪」と返していました。

2歳の子がおしゃべりできなくても、5歳ではうるさいほどしゃべり続けるようになりました。

3歳でご挨拶ができなくても、6歳では通りすがりの人にも挨拶するようになりました♪

いいんです!

うちの子供たちはそれぞれ自分のペースで成長していますから、誰と比べる成長よりも、

一人一人の昨日、先週、1か月前、2か月前と比べて変化があれば、それはすべてが喜ばしいことです!

 

双子の成長 3か月~12か月まで

振り返りたいけど・・・・・思い出せないことが多い時期です。

毎日子供たちが死なないように、けがをしないように、風邪をひかないように・・・・・

この時期に始めたこと、決めたことは小学生になった今でも継続していることがたくさんあります。

双子の育児の初めに取り組んだことは

とにかくしゃべりかけること

快眠講座のスケジュールを行うこと

他者と比べない

「今」の子供たちを楽しむ♪

双子の育児で妊娠中に読んだオススメの本

 

 

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