※この記事は筆者が「双子家庭の朝がどのように回るようになっていったか」を体験談としてまとめたものです。特定のやり方を推奨するものではありません。
双子がいる朝は、毎日ちょっとにぎやかだった
双子育児の朝は、とにかく“動き出しが早い”という印象があります。
どちらかが先に起き、もう一人がそれにつられるように起きてくる──
そんな毎日がしばらく続いていました。
朝は、家の中でいちばんバタバタしやすい時間です。
でも、振り返ってみると、
このバタバタの中にも小さな変化があって、
気がついたらだいぶスムーズに動くようになっていました。
双子が小さい頃の朝は“とにかく必死”だった
0〜1歳の頃は、朝の準備というより、
子どもたちのお世話で一気に時間が過ぎていきました。
・泣いている
・抱っこしてほしい
・お腹が空いている
・眠そうにしている
・服を着たがらない
そんな小さなリズムの繰り返しで、
私も自然と動き続けていました。
「朝だから○○する」というより、
今できることを順番にこなす、そんな感じでした。
1〜2歳頃の朝は“にぎやかさのピーク”だった
この頃になると、できることが増えてくる反面、
そのぶん朝のにぎやかさも増えていきました。
・片方が起きてテンションが高いと、もう一人もつられて興奮
・ごはんの好みがその日によって違う
・お気に入りの服を探す時間が必要
・外に出る気分じゃない朝もある
双子ならではの “2人のペースが合わない” 朝も多く、
1日の始まりにしてはなかなかの賑わいでした。
でも、この時期は「こういう時期なんだな」と
どこか受け止めていたように思います。
少しずつ「朝の流れ」が整っていった瞬間
子どもたちが成長すると、
朝のリズムが自然と決まってきました。
気づけば、
・起きる
・顔を洗う
・着替える
・ごはん
・出発
という流れが、無理なく繋がるようになっていたのです。
特別な工夫をしたわけではなく、
毎日同じように過ごすうちに、双子の中で順番が固まっていった
というほうが近いかもしれません。
“朝がラクになった”と感じた理由
振り返ると、
朝がラクになった理由はいくつかあります。
１．「朝の声かけ」が自然と減っていった
以前は、
「着替えてね」「ごはん食べよう」「靴下履こうね」と、
何度も声をかけていました。
でも成長とともに、
こちらから言う回数が減り、
2人だけで動き始める場面が増えました。
ちょっとした変化ですが、
これが朝の慌ただしさを大きく減らしてくれました。
２．子ども同士で動きが似てくる
双子は、まったく違う日もあれば、
なぜか息がぴったり合う日もあります。
特に朝は、
片方の動きにつられてもう一人が同じことをする、
という場面が増えました。
2人で準備を進めている姿を見ると、
私も自然と安心して見守れるようになりました。
３．“余裕のある朝”が少しずつ増えていった
朝の流れが整ってくると、
少しだけ手を止める時間が増えました。
・飲み物を用意する
・子どもたちの様子をゆっくり眺める
・好きな音楽を小さく流す
そんな些細なことができるだけで、
朝の空気が穏やかになりました。
朝の外出前は、いつの間にか“楽しみな時間”に変わっていった
出発前の玄関は、
以前はバタバタして落ち着かない場所でした。
でも成長するにつれ、
靴を選ぶのが楽しかったり、
天気の話をしながら歩き出したり、
朝の会話が自然と増えていきました。
特に、
「今日はどんな一日になるかな？」
と話しながら家を出る時間が、
個人的にはとても好きでした。
朝が整うと、１日の気持ちも整っていく
双子育児の朝は、今でもにぎやかです。
特別スムーズというわけではないのですが、
昔のような“必死さ”はなくなりました。
理由はただひとつ。
子どもたちの成長とともに、家族全体のリズムが育ったから。
そしてそのリズムは、
双子だからこそ見つかったのかもしれません。
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免責事項
本記事は筆者の個人的な体験に基づいて作成しています。家庭の状況や子どもの成長には個人差があります。