高齢出産で気づいた“ゆとり育児”のメリット|双子ママが語る実践型の子育てメソッド
高齢出産と聞くとネガティブな印象を持たれがちですが、私にとっては大きなメリットもありました。
それは、「気持ちのゆとりを持って育児に向き合えたこと」です。
双子育児は過酷で、イライラする元気すらなくなるほど体力を奪われることもありますが、その反面、落ち着いて子どもと向き合える瞬間も多くありました。
この記事では、私が双子育児の中で実践してきた「親としてできること」をまとめています。
親が「できるだけのことをする」ために意識した習慣
初めての出産でしたが、まわりの友人や親戚の子どもはすでに中高生。
そのため、情報は比較的集まりやすく、私は“現代の子育ての新常識”を積極的に取り入れました。
- できるだけ抱っこすること
- たくさん話しかけること
- 毎日絵本を読む習慣
- 赤ちゃん言葉を使わない
- 興味のあることにはとことん付き合う
- 赤ちゃんの頃から添い寝・寝かしつけをしない
- TV・スマホを使わない育児
- スケジュールと約束を守る
- 双子それぞれの個性を尊重する
ここからは、それぞれを体験談と一緒に詳しく紹介していきます。
できるだけ抱っこして触れて過ごす
双子を抱っこするのは体力的に大変でしたが、触れ合う時間をとても大切にしました。
首すわり前は“触れて支える抱っこ”
最初は床にマットレスを敷いて双子を並べ、間に座って両方に触れられる姿勢を作っていました。
ただ帝王切開の傷が痛むため、途中からはベビーベッド2台+椅子に変更。これが格段にラクでした。
首がすわるまでは「抱きかかえる」ではなく、触れて支えてあげる抱っこを中心にしていました。
首がすわってからは“ダブル抱っこ”
両腕に同時に抱っこしてお話しする時間は、今でも大切な思い出です。
毎日たくさん話しかける・絵本を読む
双子が退院してから、私はとにかく毎日話しかけ続けていました。
「おはよう」「今日はどんな色のお洋服がいいかな?」
「おむつ替えようね。すっきりしたね。」
こんな調子で1日中、双子に語りかけ。声が枯れるほどでした。
赤ちゃん言葉は使わない
「くっく」「わんわん」といった言葉はあえて使わず、最初から普通の言葉で会話しました。
絵本は“毎日数冊+お気に入りは無限ローテ”
双子は絵本が大好きで、今でも本棚は図鑑と絵本でいっぱいです。
子どもの“興味の芽”を見逃さない
しゃべれない頃は、目線や喃語で興味を判断していました。
姉は花や建築物、妹は恐竜・宇宙・星座など…
興味のジャンルがまったく違うので、わが家は図鑑が増える一方。
双子は互いに刺激し合うので、興味の幅が自然と広がるのは双子育児の大きなメリットだと感じています。
添い寝・寝かしつけをしない育児(ジーナ式)
双子育児は「寝かしつけ」が最大の課題だと思っていました。
そこで参考にしたのが、ジーナ式(赤ちゃんとおかあさんの快眠講座)です。
・寝る時間を決める
・起きる時間を決める
・ミルク、遊び、沐浴などのスケジュールを守る
最初は本当に大変でしたが、修正月齢に合わせて少しずつ調整すると、次第に双子が自分で寝られるように。
夜にまとめて寝てくれるようになったときの感動は忘れられません。
テレビ・スマホを使わない育児
これは完全に私の体質と性格もありますが、産後しばらくはスマホもテレビも使わない生活をしていました。
双子を完全ミルク&手作り離乳食で育てていたので、調べたいことはパートナーに聞いたり、本を読んだりして対応。
いま振り返ると、スクリーンに頼らない生活は子どもの集中力にも良かったと感じています。
泣いてもスケジュールを守る・約束を守る
保健師さんの言葉が強く心に残っています。
「お母さんの気分で子育てが変わると、子どもは困ります。双子ならなおさらです。」
そのため、わが家では約束・ルール・スケジュールは例外なく全員が守ることを徹底しました。
スーパーに入る前に「今日は何を買うか」を伝えておく
スーパーに着いたら、入口で必ず子どもたちに「今日は◯◯だけ買うよ」と伝えてから入るようにしています。
最初に目的をはっきりさせておくと、子どもからすると「買ってもらえる時とそうでない時」の線引きがわかりやすく、余計な期待や混乱が少なくなります。
どうしても特別なものを買う日があるときは、
「今日は特別に◯◯も一つだけ一緒に選ぼうね」と、これも事前に伝えます。
その場の気分でOK・NGを変えないことで、子どもにとって“約束は守られるもの”という安心感につながっていると感じています。
雨でも「公園へ行く」と約束したら行く
実際に遊ばせてみたら満足して、以降は雨の日に「公園へ行きたい」と言うことがなくなりました。
赤ちゃんの人権と個性を尊重する
双子育児をしていると、どうしても周囲から比べられがち。
「まだ立たないの?」
「遅いね」
「早産だからね」
こんな言葉をたくさんかけられましたが、私はいつも同じ言葉で返していました。
「20歳になってもできなかったら困るけど、今は大丈夫♪」
昨日より今日。先月より今月。
その子が“自分のペース”で成長できているなら、それで十分。
まとめ:双子の成長は“2倍速”ではなく“2種類”
双子は同じように育てても、まったく違う個性を持ちます。
比べる必要はありません。
高齢出産だったからこそ、焦らず、ゆっくり、じっくり、子どもたちと向き合えたのだと思います。
「今」を楽しむ育児ができたことは、双子育児の中で得られた最大の宝物です。
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