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双子育児は本当にお金がかかる?妊娠・出産・入院費のリアル体験談と費用の注意点

「双子育児は本当にお金がかかる?妊娠・出産・入院費のリアル体験と注意点

せっかく復職できたのに、コロナの影響で一年で無職になってしまった澄川凛です。

「双子はかわいいけれど、とにかくお金がかかる」──これは、双子育児を実際に経験していく中で身にしみて感じたことです。

妊娠がわかった瞬間から妊婦健診、管理入院、帝王切開、赤ちゃんのNICU入院、その後のミルク・おむつ・育児グッズ……。あまり深く考えずにいると、気づいたときには家計が大ピンチになってしまいます。

この記事では、私が双子を妊娠・出産したときに実際にかかったお金について、体験ベースで整理してみました。これから双子を迎えるママ・パパの参考になれば嬉しいです。

双子育児はなぜ「お金がかかる」と感じやすいのか

双子育児のお金事情は、単体児と比べて単純に「2倍」では収まりません。妊娠中から、次のような要素が重なります。

  • 妊婦健診の回数・内容が増えやすい
  • 管理入院になる可能性が高い
  • 帝王切開になるケースが多い
  • 赤ちゃんがNICUやGCUに入院することが珍しくない
  • ミルク・おむつなど、消耗品のペースがとにかく早い

私は高齢で体外受精を経て二卵性の双子を妊娠しました。双子妊娠とわかった瞬間から嬉しさよりも「お金、大丈夫かな……」という不安の方が大きかったのを覚えています。

妊婦健診にかかった費用(私の場合)

母子手帳と一緒に交付される妊婦健診の補助券は、基本的に「単体児向け」の枚数です。私の住んでいる地域では、14枚の補助券がついていました。

私は不妊治療専門クリニックで体外受精をしていたため、

  • 妊娠判定までは不妊治療としての自己負担(体外受精など)
  • 妊娠判定後、妊婦健診としての費用

という二段階でお金が出ていきました。不妊治療時代に金銭感覚が若干麻痺していたこともあり、細かい金額は正直あまり覚えていませんが、「毎月、口座から確実にまとまった額が減っていく」という感覚だけは忘れられません。

妊娠6週のころ、エコーで胎嚢が二つ確認され、双子妊娠が判明。そこからNICUやGCUのある医科大へ転院し、以降の妊婦健診は主に医科大で受けることになりました。

私の場合、途中から管理入院となったため、結果的に補助券は余る形になりましたが、入院にならなければ補助券は足りなかっただろうなと後から感じました。

管理入院と帝王切開にかかった費用

管理入院中の医療費

双子妊娠では、切迫早産や妊娠高血圧症候群などのリスクが高くなり、管理入院になるケースも少なくありません。私も妊娠後期に血圧が上がり、24時間点滴の管理入院になりました。

入院が決まってすぐに、病院から「高額療養費制度」の説明がありました。私は入院した当月と翌月、それぞれ上限額まで自己負担がかかり、ざっくりと

  • 入院初月:約90,000円
  • 入院2か月目:約90,000円

というイメージでした(病状や加入している健康保険によって変わります)。

点滴や薬も多く、「入院=お金がかかる」ことを実感した時期です。

帝王切開と私の入院費:退院時ゼロ円でも、後日約10万円の自己負担

私は妊娠34週で血圧が急上昇し、緊急帝王切開になりました。手術そのものは「帝王切開」という手術扱いで、入院費とは別で計算されます。

出産後、赤ちゃんたちはNICUに入院になり、私は先に退院することに。このときの退院会計は「0円」でした。

なぜかというと、事前に

  • 出産育児一時金の直接支払制度(病院への相殺)
  • 高額療養費制度の利用

の手続きを済ませていたため、退院のタイミングでは支払いが発生しない方式だったからです。

その後、病院側で

  • 管理入院費
  • 帝王切開の手術費
  • 私の入院費全体

をすべてまとめて精算し、出産育児一時金と高額療養費制度を適用してもらった結果、最終的に私が自己負担したのは約10万円ほどでした。

つまり、

  • 退院時の支払いは「ゼロ円」だけど
  • 後日の精算で、トータル約10万円の自己負担が発生した

という流れです。

病院ごとにシステムや会計のタイミングが違うので、入院前の説明のときに「支払いの流れ」と「おおよその自己負担額」を確認しておくと安心だと思います。

NICUに入院した赤ちゃんたちの費用

双子は二人とも低体重で生まれたため、しばらくNICU・GCUに入院していました。このNICU入院費は、私の入院費とは別枠です。

残念ながら、私は産前産後の疲れと手続きラッシュで頭がまったく回っておらず、細かい金額はパートナーと義実家が中心となって対応してくれました。

ただ、あとから聞いた話では、

  • 子どもそれぞれに健康保険証を作る
  • 乳幼児医療費助成制度(自治体)の対象かどうか確認
  • 高額療養費制度を子ども側でも適用できるか確認

など、かなりこまめな手続きが必要だったようです。

NICUに入る可能性があると言われたら、出産前の段階で病院の医療ソーシャルワーカーさんや窓口に「だいたいどんな制度が使えるのか」を聞いておくと、心の準備がしやすいと思います。

双子出産後に「やっておいて本当に良かった」と感じたお金の手続き

医療費控除のために、領収書をまとめて保管

双子妊娠中の不妊治療費、管理入院、帝王切開、産後の通院などを合計すると、医療費控除の対象になる金額になりました。

私はもともと確定申告が苦手なので、管理入院の前から

  • 病院ごとに封筒を分けて領収書を保管
  • いつ・どの病院で・だいたい何のために受診したのかメモ

といった簡単な整理だけは続けていました。

双子が生まれてから3年くらいは、落ち着いて確定申告の準備をするまとまった時間なんてほぼゼロです。後から「やっぱり医療費控除を出したい」と思っても、レシートや領収書が行方不明……ということになりがちなので、妊娠中のうちから軽めに整理しておくのがおすすめです。

医療費控除や確定申告の詳しい条件・方法は毎年変わる可能性があるので、最新の情報は国税庁の公式サイトで確認してくださいね。

双子育児とお金のこれから

正直、双子を妊娠するまでは「お金のことはなんとかなるだろう」と、かなり楽観的に考えていました。でも、妊婦健診、管理入院、帝王切開、NICU、日々のミルクとおむつ……と続くと、現実的にお金と向き合わざるを得なくなります

ただ、節約や制度の活用は「我慢」のためだけではなく、

  • 双子に必要なタイミングで必要なものを準備するため
  • 将来の教育費を少しずつでも積み立てていくため
  • ママ・パパの心の余裕を確保するため

でもあります。

私自身、「もっと早く知っておきたかった」と思う制度や手続きはたくさんありました。だからこそ、この体験談が、どこかの双子ママ・双子パパの不安を少しでも軽くできたらいいなと思っています。

双子育児は、体力的にも精神的にも本当にハード。でも、ふとした瞬間に二人が顔を見合わせて笑ったり、同じタイミングで同じしぐさをしたり……。その光景を見るたびに、「お金も大変だけど、双子に出会えて良かった」と心から思います。

これからも、双子と一緒に、現実と向き合いながら楽しく生きていきましょうね。

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