双子の同時泣き・同時ミルクで困ったときの私なりの乗り越え方【完全ミルク育児の体験談】
双子の同時泣きは「避けられない時期」だった
双子育児をしていると、どちらかが泣くともう一人もつられて泣きだす「同時泣き」の時期があります。
完全ミルク育児だった私は、2人が同時にミルクを欲しがる場面にしばしば遭遇し、最初は戸惑うこともありました。
当時の私はワンオペが中心で、誰かに頼れるわけではありませんでした。
だからこそ、「ひとりで回すための小さな工夫」を積み重ねることで、少しずつ毎日を乗り切っていました。
ここでは、私が実際に行っていた「同時泣き・同時ミルク」の乗り越え方を体験談としてまとめています。
同時泣きを少しラクにするために意識していたこと
① まず深呼吸して、自分の気持ちを落ち着ける
2人同時に泣かれると、どうしても焦ってしまいがちです。
でも焦るほど動きも乱れ、結果的に対応が遅くなる日が続きました。
そこで私は、まず深呼吸をひとつだけすることを習慣にしました。
この数秒で気持ちが整い、手の動きも落ち着くようになりました。
② 優先順位を「その瞬間いちばん不安そうなほう」へ
同時に泣いても、よく観察すると泣き方には違いがあります。
- 抱っこしてほしくて泣いている子
- ミルクを待って泣いている子
- 眠たくてぐずっている子
私は、より不安そうに泣いているほうを先に抱き上げるようにしていました。
この判断が合っているかどうかではなく、「自分の中でルールを決める」ことで焦りが減り、動きがスムーズになりました。
③ 同時ミルクを作るための“事前準備”を整えておく
完全ミルク育児だったので、「同時にミルクを欲しがる」という場面が本当に多かったです。
そこで役に立ったのが、次のようなシンプルな準備です。
- 哺乳瓶を2本そろえて同じ位置に置く
- ミルクを計量しておく(粉の場合)
- お湯と白湯をすぐ使える位置に置く
- ミルクを作る台を1つにまとめる
道具を増やす必要はなく、“動きが少なくなる配置”にするだけで同時ミルクの対応がかなりラクになりました。
実際の「同時ミルク」の流れ(私の場合)
生活の中で自然と定着していった流れは、次のようなものでした。
① 2人の様子を見て、より急いでいそうなほうから抱っこ
完全に同時でなくても、どちらかが先に飲み始めてくれるだけで気持ちがラクになります。
② もう1人には声をかけながら待ってもらう
「今ミルク作ってるよ」「すぐ行くよ」と声をかけるだけで、私自身も落ち着く感覚がありました。
③ 2人とも落ち着いたら、できる限り同じタイミングで飲ませる
ミルク育児は同時に飲ませやすいので、体力の余裕がある日は同時に。
難しい日は無理せず、順番に飲ませるようにしました。
「完璧に同時でなくていい」という考えに変えてから、ぐっと気持ちが軽くなりました。
ジーナ式の考え方で楽になったこと
私は双子が退院してからも、ジーナ式の“流れを一定にする”部分を参考にしていました。
完璧にスケジュールを当てはめるわけではなく、以下の考え方だけ取り入れていました。
- 授乳(ミルク)→おむつ替え→少し活動→休息という流れを保つ
- 昼は自然光、夜は落ち着いた照明にする
- 眠る場所をできるだけ同じにする
この「流れを作る」という考えが、同時泣きの日でも私の行動の軸になり、焦りが減ったと感じています。
双子の同時泣きで大切だと思ったこと
① 完璧を目指さない
同時に泣かれると、「もっと上手に対応しなくちゃ」と思いがちですが、
実際は「今日もよく頑張った」と思うだけで十分でした。
② 自分の気持ちをため込まない
誰にも言えずに溜めると育児の負担が大きくなるので、家族に「今日は大変だった」と話すことが支えになりました。
③ 動線と環境を整えて“焦らない仕組み”を作る
双子育児では、仕組みを整えることが自分の味方になってくれると感じました。
まとめ:少しずつ、自分のペースで
- 同時泣き・同時ミルクは避けられないけれど、工夫で負担が減る
- ミルク育児は事前準備が大きな助けになる
- ジーナ式の「流れの意識」はワンオペを楽にする
- 完璧ではなく「今日もよく頑張った」で十分
双子育児は毎日が全力ですが、その中にも少しずつ慣れや工夫が積み重なっていきます。
この記事が、同じように悩む方の気持ちに寄り添えたら嬉しいです。