壮絶な双子妊娠を体験
不妊治療の対外受精で双子を妊娠した高齢ママの双子妊娠中についてブログから抜粋してご紹介しますね。
双子を妊娠しているママの参考になれたら嬉しいです。
ただし、医療関係者でも専門家でもないので、高齢で不妊治療して多児妊娠、出産の経験談なので、不安になったり悩みが解決しない場合は専門家にご相談してくださいね。
初めての出産が双子なので、上にきょうだいがいたらさらに過酷な妊娠生活だったと思います。
双子妊娠は壮絶だ、双子の妊娠出産は大変だなどと聞きますが、実際はこんな感じでした。
双子妊娠はいつわかる?
私は数年の不妊治療を経て体外受精に踏み切り、1回目は着床後に流産しました。
受精卵が残っていたのでタイミングを見て再度移植して二卵性の双子になりました。
移植後、2週間後に尿検査で病院で妊娠確定しました。
その後、胎嚢が確認できる2週間後(妊娠6週目)にエコーで胎嚢が二つ確認出来て大きさも申し分なかったことから「双子ちゃんですね、おめでとうございます!」と言われました。
1回目が9週目で流産だったので「おめでとうございます」と言われても喜べず、高齢であることの流産率なども頭をよぎり、予定していたNT検査をどうするなど頭はぐるぐるしていました。
(NT検査については(日本産婦人科医会 コチラ)
自然妊娠した場合も二卵性なら胎嚢確認の時に確認できるようです。
賛否ある検査ですが、高齢出産のリスクを考えて不妊治療を始めた時から決めていました。
双子の妊娠初期症状は?
1回目の妊娠の時はつわりがひどくて、着床して間もなく(対外受精なので代替着床した日がわかります)よく聞くつわりの症状は全部ありました。
双子妊娠の時は1回目の妊娠の時ほどつらくはなかったです。
少し気持ち悪いけどトイレなどで吐くほどでもない。つわりがないと言ってもいいくらい。
でも、たまにえづくほどの吐き気に襲われる、船酔いしてずっと気分が悪いみたいな感覚でした。
眠いけど耐えられる。
双子がそれぞれ、単体児と同じスピードで成長しているし、胎盤も二つ作っている時期だったので心拍がいつも早く、鼓動が強かったです。
そのため、少し歩いても息切れがして、常にゆるい有酸素運動をしている感じでした。
体温はいつもの高温期程度なのに暑くて5月にクーラー入れて20度以下でないと汗が出ました。
妊娠初期の時期は春~梅雨だったので、いつも汗ばんでいて帰宅したらすぐにシャワーをしないと気持ち悪かったです。
むくみもない、腰も痛くない、おなかも痛くないというのは幸せでした。
妊娠初期の間だけですが、つわりの症状がなくなると同時にむくみ、腰痛、恥骨痛、おなかの張りが続きました。
いつもの生理前よりもイライラした(流産経験があるから毎日不安でした)。
不安からストレスでイライラしたのか、本来は安定期に入るまで職場には言わずにおこうと思っていたのに(流産した時も軽い出血があったため安静指示が入り、職場に診断書を提出して隠せなかった)、双子妊娠のリスクを考えて母子手帳をもらうと同時に報告した方がいいと言われました。
でも、さすがに前回の流産報告があるので言いにくいな~なんて思っていたら、出血し、安静指示が入って結局報告することになりました。
職場への報告で悩んでいたのでイライラが強かったと思います。
自宅で安静にすることになってからはあまりイライラしなくなりました。
5か月を超えると
妊娠初期症状よりも5か月に入ってから一気に大きくなるおなかを支えるため、おなか、背中、骨盤、尾てい骨、あばらなど痛みと全身の関節が炎症を起こしたような痛みの方がつらかったです。
- 関節が固まるって伝わりにくいんですが、立つときも座る時も全身の関節が痛い。
- 寝起きの体は固まっていて目が覚めてもベッドの中で関節をほぐしてから出ないと起き上がれない。
- 常に心拍数が上がっている状態で倦怠感でしんどい。
- 寝る時は仰向き以外ムリ。
- 1~2時間で目が覚めて熟睡できない。
- 夜中に突然腹痛!下痢だったけどハラハラした。
などなど、妊娠初期症状がつらく、つわりが終わったら安定期でマタニティヨガとかマタニティスイミングに行くなんて双子妊娠には無理でした。
双子妊娠のおなかはいつから目立つ?
双子を妊娠しているからと言って、最初からおなかがボーンと大きくなることはありません。
単体児の妊娠よりも大きくなるスピードが速い程度です。
単体児の場合、4か月くらいから周りに気づかれやすくなるようですが、私は3か月の時には単体児の4か月程度のおなかの大きさになりました。
4か月くらいになると妊娠前から来ていた服は着られなくなりました。
5か月くらいになると双子だからなのかいつもおなかが張って、腰が痛い状態で、おなかの大きさは単体児妊娠の7か月くらいになりました。
早めにマタニティを購入した方がいいです。
単体児妊娠と違って、多児妊娠は通院回数も多くなりやすいし、自宅で絶対安静になりやすく、切迫早産で入院、管理入院にもなりやすいので双子妊娠が分かったらすぐにマタニティは最低限揃えた方がいいです。
双子妊娠は毎日おなかが大きくなっていきます。
双子ママの中には妊娠した瞬間からおなかが張っていた、出血が続いた、全くおなかの違和感は感じなかったという人もいるので、双子妊娠してみないとわからないですね。
マタニティ服ではおなかがきつくなってきます。
「マタニティなのに?」と思うかもしれませんが、私は女の子の双子だったのであまりおなかは前に突きでませんでしたが、横に大きくなってきたのでマタニティ服で前ボタンは着られなくなりましたよ。
男の子の双子を妊娠した双子ママ友は前に突き出してマタニティは7カ月くらいから着られなくなったようです。
おすすめの双子用マタニティは4L以上のサイズのワンピースです。
(しまむらが最高にコスパもデザインもよかったです!)
マタニティスパッツなんておなかを圧迫して苦しくなるので、大きいサイズのメンズパンツが快適でした。
レディースデザインより履き心地がよかったんですよね。股の部分、おしりの部分、股が浅いのがよかったです。
ちなみに、ショーツですが・・・
これもマタニティ用はおなかがきついので恥ずかしながらおばあちゃん用のデザインで。
おばあちゃん用で大きいサイズのものはおなかのところがすごく長くて、柔らかい綿素材でゴムの入れ替えがしやすい(笑)
おなかがきつくなってきたらゴムを入れ替えました(これは恥ずかしすぎて夫にも内緒です)
高齢妊娠や不妊治療は双子になりやすい?
これは不妊治療で通院していた病院の院長先生がおっしゃっていたのですが
「最近は35歳以上の女性は体も精神も若くて妊娠しやすい人も多い。仕事優先にしてストレスで生理不順のまま20代を過ごしていると卵子が残っているから一度に2つ排卵したりすることもある。だから不妊治療で二卵性の双子になる確率も上がっているけど、自然妊娠でも双子になるのかも。あとは人種によっては複数排卵しやすい人種もあるよ。」
知人や親せきに双子を妊娠、出産した知人がいなくて不安になっていた私に先生が教えてくれました。
双子妊娠の理由は遺伝もあるし人種もあるし、高齢ということもあるので、「双子妊娠するのはコレ!」というはっきりした理由はないんですね。
「高齢妊娠は双子になりやすい」と言われているのは
高齢になったので自然妊娠の率が下がり、不妊治療をする人が増えたことが挙げられるのかもしれませんね。
体外受精の場合、状態のいい複数の受精卵を子宮に戻すことも双子が増えてきた要因だそうです。
複数の受精卵を移植しても私の1回目の時のように流産することもあるし、本当に授かりものなんだと実感しています。
妊娠中も出産後も双子の育児は地獄のように辛いけど、少しずつ体が回復して対六がついてきて、双子の生活リズムができてくれば双子育児も地獄の中にちょっとずつ天国の時間がでてくるので、辛い不妊遅漏も頑張って良かったと思えます。
双子妊娠のリスク
双子妊娠に限らず、単体児妊娠でも「妊娠」というのはとてもリスクのあることです。
年齢も胎児の数も関係ありません。
20歳で妊娠しても40歳で妊娠しても、単体児でも多児でも、命を生み出すことはとてもリスクがあります。
妊娠は何があるかわかりません。
確かに、高齢ママにはリスクがあります。
流産のリスク、先天異常のリスク、高血圧など母体へのダメージ、難産の可能性が上がる など。
さらに双子妊娠の場合はもともと一人の赤ちゃんのスペースに二人入るのでバニシングツインのリスクや早産のリスクなどもあります。
双子妊娠のリスクはとても多くなるので個人産院では出産できず、NICUなどの施設がある大きな病院へ転院し管理入院することもあります。
双子妊娠の体験まとめ
私の双子妊娠についてまず気になることを簡単にご紹介しました。
また別の記事で高齢妊娠について、高齢出産について、双子妊娠と出産の詳細などご紹介できればと思っています。
赤ちゃんってかわいいですよね。泣いてもかわいい寝ててもかわいい何でもかわいいものです。でも、多児育児はそんなうっとりとする幸せを感じる暇もゆとりもなく、そんな感情があったことすら忘れているのです。&n[…]