双子育児は大変っていうけどいつまで大変なの?
双子を妊娠している時から双子育児がどんなに大変なのか想像したり調べたりしていましたよ。
初めての育児が双子なので、知らない事だらけだし。
高齢出産なので実母の経験もあまり参考にならず、ママ友もいないし。
双子育児のことは双子を実際に育てた経験者でないと「育児」について聞いてもあまり参考にならなかったです。
単体児の育児と双子の育児は違うと思います。
ミルク、沐浴、お出かけ、すべてにおいて単体児と多児育児は違いがあります。
これから双子を出産するママ、双子を出産したばかりのママに「双子育児はいつまでが大変なのか」を参考にしていただければ嬉しいです。
双子育児は双子妊娠中から大変
自然妊娠で双子を授かった場合、一卵性か二卵性かで大変さが違います。
一卵性は特に母体への負担も双子たちへの負担もあるので、医師の指示に従って安静生活をすることになるようです。
私は二卵性だったので、最初はそこまで注意されることはありませんでしたが、妊娠初期の出血で切迫流産、双子の成長速度の違いなど気になることはたくさんありました。
幸い、仕事も家庭もムリをしないようにできる環境だったので、毎日を丁寧に生活していました。
そのおかげなのか、子供たちは無事に成長してくれましたが、母体の体力はどんどん落ちていきました。
年齢のせいなのか、安静にしていると筋肉はすぐになくなっていきます。
おなかはどんどん大きくなるし、双子の成長を感じるおなかの重さに体中の関節が悲鳴を上げていました。
双子を妊娠して6か月くらいになるとおなかの大きさは単体児の8か月くらいになっているので、トイレに行くのも大変でした。
洗面所では立っているだけで脚がしびれてきます。
むくんできて靴もサイズがあわなくなります。
バネ指になって朝、体を起こすまでにベッドの中で30分くらいかけて全身の関節をほぐさないと起き上がれません。
寝るときは仰向け一択です。横になってシムスなんて子供が暴れて無理です。
無事に30週を超えたら切迫早産で即入院で24時間の点滴生活。
病院食になったら一気に血圧が上がって34週で緊急帝王切開で出産となりました。
他にも双子妊娠中に大変だったことはたくさんありますが、日々の生活が安心できなくなるのが妊娠で、危険度が増すのが双子妊娠や多児妊娠です。
この時期はママの肉体的にも精神的にも大変な時期です。
双子出産で大変なこと
自然分娩で双子を出産するのが理想ですが、単体児の出産でも母体へのダメージはかなりあるそうです。
全身全霊の力で新しい命を生み出すんですから、大変なことだと思います。
双子の自然分娩はその出産が間隔を開けずにもう一度やってくるそうです。
私は緊急帝王切開になりましたが、まだ陣痛促進剤を使って自然分娩も挑戦できる、と担当医に言われました。
でも、母体の血圧が一気に上がっていて自然分娩に向けての準備も出来ていないし、最初から予定帝王切開だったのでいきなり説明されてびっくりしました。
その時に受けた説明です。
「分娩は双子なので2回です。一人目が出産できても二人目の時間がかかればそこから帝王切開手術になる可能性もあります。いかがしますか?」
いかがしますかって聞かれても!
急に母体がこれ以上持たないと思うので出産しましょうと言われて、そこから間もなく分娩か帝王切開か選べますって言われても。
「・・・・・帝王切開手術でお願いします・・・」と言いました。
体力も不安でしたが、血圧が上がっていて頭が痛く、目がチカチカすることもあある状態だったので、怖くていきんで出産する選択はできませんでした。
帝王切開した後の痛みは想像できませんでした。
双子を無事に出産してから大変だったのは
帝王切開手術で無事に双子を出産し、カンガルーケアもすることも出来ずにNICUに連れていかれた子供たちに会えたのは翌日でした。
手術の後は双子を妊娠してからの疲れが出たのか、全身麻酔でもしたのかと思うほど爆睡しました。
術後の先生の説明があったのですが、先生の話を聞くことも出来ずに爆睡。
双子を無事に出産した安堵感でとにかく寝ました。
おかげで、術後の痛みは他の帝王切開をしたママさんよりも少なかったと思います。
食欲はなく、ひたすら飲んで寝る。
とにかく眠くて仕方がありませんでしたが、当然やってきます。
カテーテルを抜いてトイレまで歩くという拷問。
おなかを切っているのでベッドから起き上がるのも時間がかかります。
めちゃくちゃ痛いです!
看護師さんが笑顔で「はい、起きてくださいね~。」と言ってくるのですが、出産前の優しかった看護師さんとは別人かと思うほどのSっぷりです。
なんとかトイレに行ってもむくみからあまり出ないんですよ。
おなかに力も入らないし。
双子出産で一番辛いと思った時間です。
術後の拷問のようなトイレ、それと乳管開通マッサージが最悪でした。
「初乳を双子にあげましょうね。」と言われて始まったマッサージに悲鳴を上げましたよ。
帝王切開の傷を消毒されるよりも乳管開通マッサージはとてつもない痛みでした。
しかも初乳もほとんど出なかったんです。
頑張って痛みに耐えましたが、その後も双子たちと1カ月以上も離れて生活をしていたためか、母乳は一人分も出ないままでした。
双子育児で大変なことは数えきれない
双子を妊娠、出産してワンオペで育児となりましたが、新生児のころは新生児の時の大変さや辛さがあり、1歳になるまでにも辛いとかしんどいとか、大変さを感じる心のゆとりがなくなる時もあり、無心の日々を過ごすこともありました。
2歳になるころにはイヤイヤ期や地獄のような双子育児となり、3歳になれば一人前になってきて精神的なストレスが発生します。
双子育児は大変なことばかり!と思っていましたが、3歳を迎えるころには二人でおままごとやお歌、指遊びなどをするようになり、親が相手をしなくてもいい時間が増えてきました。
お互いができないところを助け合ったり、仲良くしたりする姿を見られるようになります。
毎日が「辛い、大変、しんどい、疲れた」とネガティブなことばかり思っていたのに、3歳くらいになると「今日も二人仲良くかわいい!」と思えるようになっていました。
大変な双子育児は楽になる時が絶対くる!
出産前から双子育児は大変ですが、双子育児の良さがあります。
生まれた時から一緒にいる二人はお互いを認識しはじめると親依存をしなくなります。
親の後追いもあまりありませんし、保育園に行ってもお互いがいれば淋しくないようです。
2人で遊んでくれるので家事もスムーズにできるようになるし、双子はお互いがいれば安心なので家の中で親の姿が見えなくても平気です。
年齢の違う兄弟姉妹だと遊ぶ内容やレベルが違うところが、双子で同性だと好きな物が同じタイミングなのも親としては助かります。
双子がトランプをしていても同じレベルなのでライバルとして二人が頑張っています。
おそろいの服を着たり、同じ髪型にしたり、「二人は一緒」ということにこだわっていることもあります。
双子育児の楽しみは双子が仲良く遊んだり助け合ったりしているところを見られることです。
双子育児で地獄のような生活も永遠ではありませんよ!
「双子育児が限界」「双子育児って疲れる」「双子育児は毎日がピーク」と思っているのは体と心が疲れているからです。
少しずつ夜もまとまって寝てくれるようになるし、離乳食が始まればミルクの回数も少なくなってきます。
今日も子供たちは元気に泣いてミルクを飲んで寝ている
これが一番大事です。
双子を抱えて病院に行くのも大変です。
毎日元気に過ごしてくれるだけで大丈夫!
少しくらいママがトイレに行ってる間に泣いてても、けがをしなければOK!
近所からどう思われようと、何も言えない赤ちゃんを叩いた医怒鳴ったりしていなければいい!
双子育児が大変でどうしてもイライラするなら双子を安全な状態にしてママはトイレにおこもりしましょう。
ちょっとだけでも双子たちと離れるとすぐに気になります。
「双子なんてどうでもいい!」って思わないからストレスがたまるんです。
双子の同時ギャン泣きで心身ともに疲れ切っていた私に義母は
「大人だって泣きたいときがあるんだから、赤ちゃんは泣くことしかできないからすぐに泣くもんだよ」
と言ってくれました。
確かに、大人だって泣きたいときがある!
でも、考えて我慢して泣かないようにしているだけ。
赤ちゃんはそんな高度なことできないから欲求のままに泣いているだけ。
おむつも変えた、ミルクも飲んだ、温度も湿度も大丈夫、抱っこもしてる、眠たいけど寝られないだけかも、背中がかゆいのかも、全部確認してみても泣くときは
退屈なのかもしれないな~。
双子の同時黄昏泣きには近所の目がすごく気になっていましたが、近所は何も手伝ってくれないし、こっちが気にするだけ無駄でした。
大変な時期は気が付いたら終わっているものですね。
今は今で大変ですけど。
赤ちゃんってかわいいですよね。泣いてもかわいい寝ててもかわいい何でもかわいいものです。でも、多児育児はそんなうっとりとする幸せを感じる暇もゆとりもなく、そんな感情があったことすら忘れているのです。&n[…]