双子育児のピークはいつ?
双子を育てているとよく聞かれます。
「大変だよね~。」と言ってくれるのですが、そんな「大変」では言い表せられないですよ。
私の場合、高齢での不妊治療で体外受精を経ての双子妊娠、双子出産、双子育児です。
どこが大変だったかとか、いつがピークだったかと聞かれても・・・・・
今回は双子育児の中で最初に感じたピークをご紹介しますね。
双子 生後1か月くらいの時
帝王切開で出産後、1か月以上は家でゆっくりしていました。
搾乳した母乳を双子が入院している子供たちへ届ける毎日でした。
赤ちゃんがそばにいない状態で母乳を搾乳するのは苦痛です。
ひたすら痛いだけ。
マッサージしても出ない母乳にため息をつきながら、子供たちのためにと頑張る毎日でした。
「子供たちが退院して家に帰ってきたら出るかもね。」なんてのんきに考えていたんですけど、ぜんぜんでした(笑)
この時期は虚しくて淋しくて、帝王切開の傷の治りもよくなくて大変でした。
双子を妊娠している間に広がった骨盤やあばらの痛みもあり、横になっていても全身が重くて痛くて、毎日病院に通うことで長引いたのかもしれません。
普通は産後ひと月くらいは外出も控えて横になるようにしていますよね。
床上げするまでは安静に!
でも双子出産の場合は床上げなんてないと思った方がいいです。
産後にゆっくりしなかったので、現在も私の体はガタガタに傷んでいますよ(泣)
双子 生後2か月くらいの時
双子育児のピークというほどでもないですが、ピークの始まりですね。
退院してきた子供たちのお世話に疲れて、眠れないし。
双子の育児に追われて、寝れず、食べれず、夫も帰宅が遅いのでゆっくりしゃべることも少なく、気が付けば「私、お風呂に入ってないわ・・・・」と愕然としたことは何度もあります。
毎日出かけることもないし、メイクもしないし、寒い時期だから汗もかいてなくて(言い訳です(笑))お風呂に入る余裕がなかったんですよね。
大人はお風呂に入らなくても子供たちは毎日お風呂に入れました。
冬は乾燥するからお風呂に入れてあげてしっかりと保湿をしないと、カサカサでかゆそうで寝てくれないんです。
私の体のピークはこのあたりからです。
精神的にはまだホルモンの影響なのか双子が優先で自分のことなんて後回し、おなかもすかないし寝なくてもふらふらしながら何とか双子育児をワンオペで頑張れていました。
泣いてもミルクか眠いしかないので双子たちの欲求を満たしてあげれば泣き止むし、育てやすい双子なのかもしれません。
それでも、一生懸命に双子育児をワンオペで必死にこなして、どうすれば楽になるか、どうすれば時間短縮できるか、どうすればノイローゼにならずにいられるかを考えて生活していました。
双子 生後3か月~4か月くらいの時
きました。
双子育児の壮絶なピークの始まりです。
ミルクを飲まなくなり、おしっこで濡れたおむつを替えたらすぐうんち、手足を動かせるようになってきたら双子がお互いを触る蹴るですぐ泣かせ合い。
生活リズムを合わせたいから起きててほしくても寝る。
何をしても寝るんです。
絶対に起きないんです。
イライラする毎日でしたよ。
悲しいくらいにイライラしていました。
このころは全く子供たちをかわいいと思えず、体は痛いし産後太りはしていないけどゲッソリとしてしまい、毎日フラフラしていました。
少しずつ夜に寝る時間も長くなってきて3時間~4時間寝る日もあったり。
長く寝てくれるようになったのは嬉しいけど、長く寝ると私の体が固まって痛くて動けなくなりました。
妊娠中の疲れも出てきているように全身の関節が一番痛かったときです。
妊娠中からバネ指になっていたので、双子育児で指の痛みに一番苦労しました。
(バネ指については日本整形外科学会のHPへ)
双子は毎日成長して重たくなってくるし、洗濯物も増えてきました。
双子育児のピークはこれくらいの時期から黄昏泣きがなくなるころまで続きました。
生後3か月半くらいから一人目の黄昏なきが始まりました。
黄昏泣きが始まるともう一人も「じゃあ一緒に泣いとこ♪」みたいなノリで理由もなく泣き始めました。
地獄でした。
双子育児の地獄を感じたのは黄昏なきが始まりです。
双子 生後4か月の時
黄昏泣きのピークです。
何をしても泣いていました。
ミルクも拒否、ねんねも拒否、抱っこしても仰け反り拒否、手足をバタバタさせることもあり、ぐったりです。
双子育児のピークはいくつもあったし、これからもあると思いますが、こちらのいうことが通じない、子供たちの気持ちを理解できないことはこれからはないと思うので、黄昏泣きの時期がピークだと思います。
大人が一人しかいないのに全力で泣く赤ちゃんが二人いるので、泣き止ませたいけどムリでした。
ダブル抱っこして歌を歌ったり、気分転換にお風呂に入れてみたり、添い寝したり、お互いを認識させるために双子にタッチさせてみたり、いろいろやってみました。
双子育児をアパートやマンションでワンオペしているなら、この黄昏泣きは精神的に限界が来ます。
うつになるだろうし、ノイローゼにもなりますよ!
うちは隣近所がとても近いとはいえ戸建です。
家中の窓を閉めて防音の遮光カーテンなどもしても双子の泣き声は外に聞こえていたそうですが、暴れながら黄昏泣きをする双子に「近所迷惑だから静かにして」「虐待と思われるじゃない!」と思うことはなく、ノイローゼになることはありませんでしたが、双子育児の壮絶さを目の当たりにしたころです。
ちょっとほっこりとする話ですが
ある日、子供たちに「赤ちゃんの時、どうしてあんなに泣いたの?おなかもいっぱいでねんねもしたくなかった時、覚えてる?」と聞いてみました。
ちゃんとした回答があるとは思ってなかったんですが、
「たいくつだったの~。泣いたらママがそばにいるし、だから二人で泣いたんだよね~(笑)」と二人でキャッキャ笑いながら言っていました。
本当かどうかはわかりませんけど。
双子育児のピークはいつだと言い切れない
双子育児の生後4か月くらいまでを回想しながら簡単に書きだしました。
生後、最初のピークは睡眠不足と虐待を疑われるストレスと黄昏泣き攻撃です。
これからももっと双子育児の壮絶なピークがやってくるので、タイトに(1)とつけています。
また生後半年くらいからの双子育児のピークをご紹介しますね。
今、双子を妊娠しているママさんの心の栄養になるよう、事後kのような双子育児のストレスが減るように双子育児のコツなども今後まとめたいと思っています。
赤ちゃんってかわいいですよね。泣いてもかわいい寝ててもかわいい何でもかわいいものです。でも、多児育児はそんなうっとりとする幸せを感じる暇もゆとりもなく、そんな感情があったことすら忘れているのです。&n[…]